Message 水こそが化粧品の主役

「人も化粧品も基本は水。」

大学卒業後現在まで化粧品に関わる仕事に携わっていますが、四十年以上前から化粧品に使用される水について強いこだわりを持っていました。

お水にこだわりを持つようになったきっかけ

私が水について興味を持ち始めたのは、小学生から旧制中学生の頃です。私は良く山合いの田舎の親戚や友達の家に遊びに行きましたが、そこで飲んだ井戸水や谷間のわき水、そこの畑でとれた、いも類、野菜がとても美味しかったことを今でも覚えています。何でこんなに美味しいのかと聞きますと、必ず「水が違うから」と言われ、何故そうなのかと尋ねても、「ここは自然環境が良いから、自然に聞いていくれ」としか答えてくれません。そんなことから、”水”とは何だろうという思いが、私の記憶の奥に刻みこまれてしまいました。

化粧品にとっての水

一体、水とは何だろうと改めて考え始めたのは、大学を卒業して戦前は東洋一と言われた化粧品会社に入ってからです。入社して直ぐ配属された部署の仕事が会社の半年後、一年後、三年後の短期、長期の業績予測や、資金の運用、調達計画の立案、そしてそれをコントロールする内容のものでした。それぞれの製品の原価を分析する中で、特に化粧品に使われている原料についてチェックしているうちに気づいたのが、基礎化粧品で一番多く使われている「精製水」というお水でした。井戸水や水道水から重金属、化学物質やミネラル類などを取り除いた水です。私達にとって健康に良い水とは、クラスターの小さい水、酵素活性力の高い水、界面活性力が高い水であると教えられています。これらを満たす水には必ず何十種類もの元素が必要量溶け込んでいることが解っています。それを取り除いた精製水はどんな目的でまたどんな役割で使っているのでしょうか。実は水は、化粧品を調合する時、使用する色々な各種配合原料を溶かし込むのに非常に優れていて、その上一番扱いやすい原料なのです。 ですが、自然水や水道水はいろいろなミネラル類を含んでいます。このミネラル類の一部に、ごく一部の配合原料が反応して沈殿を起したり、変化を起したりします。それを防ぐ為に精製水にして溶剤という役割で使われています。つまり水は主役でなく、脇役として使われています。

良い水の条件とは?

私は前々から化粧品の主役は水であるべきだとの持論を持っていました。この考え方は、殆どの化粧品メーカーにはなかったと思います。私達は自然の力を抱える水、浸透性が高くて生命体にとってプラスの高いエネルギーを持った水を主役として使う必要があると考えています。高価な原料をたくさん入れるだけでは価値のある化粧品を作ることはできません。それぞれの原料が持っている特性や相性を見極めて相乗効果が上がるように設計しなければなりません。特にエネルギーの高い活性水との相性をチェックする必要があります。エネルギーが高い天然水には自然の力や、不思議な気が備わっているのではないかと感じるものもあります。 私共は二十数年以上に亘って、井戸水や水道水をより活性化するために、最高のミネラルバランスの海塩や、最高級の麦飯石、それにトルマリン、各種水晶類のエネルギー鉱石と竹炭濾過装置、特殊浄水装置などを組み合わせた自然派活性水作りを進めてきました。今回改めて水を主役として捉え開発した商品を発売することになりました。
より多くの人々に喜んで頂けるよう願っております。

ミネラベール株式会社

堀内恒雄社長

昭和29年3月 愛知大学法経学部 経済学科卒業
     4月 株式会社 中山太陽堂入社(現クラブコスメチックス)
昭和45年2月 同社取締役就任
昭和54年2月 同社専務取締役辞任
昭和58年6月 株式会社ノエビア取締役副社長就任
平成4年12月 同社代表取締役副社長辞任
平成6年 1月 ミネラベール株式会社 代表取締役社長就任 現在に至る